【走塁は、片脚で立つ時間の連続】
2026/09/28
【走塁は、片脚で立つ時間の連続】
一生懸命に走っているのに、前に進んでいない。
「もっと足を速く動かして」と言われて、さらにバタバタしてしまう。
タイムを計るたびに、悔しそうな顔をしている。
本人はがんばっている。
それでも、なぜか置いていかれる。
走っている間、両足が同時に地面についている瞬間はありません。
右脚で支えて、左脚で支えて、その繰り返しです。
塁と塁の間も、ベースを回るときも、体は片脚で立ち続けています。
つまり走塁の土台は、脚を速く動かす練習の前に、片脚で立てる体そのものです。
片脚になった一瞬、骨盤が支えていない側へ落ちることがあります。
上半身が横に逃げることもあります。
そうなると、脚が出した力は進みたい方向にそろわず、横に散っていきます。
脚を速く回しても、散った分は戻ってきません。
曲がるときは、体を内側に傾けたまま片脚で支えることになります。
支えきれないと、外へ膨らみます。
止まるときも同じで、最後に地面を受け止めるのは片脚です。
走塁でうまくいかない場面の多くは、脚の速さではなく、支える一瞬に出ています。
小中学生は、身長が伸びたあとから、体を支える力が追いついてきます。
脚が長くなったぶん、片脚で立つ姿勢は以前より難しくなっています。
去年はできていたのに崩れて見えるのは、サボっているからではありません。
体の寸法が変わったのに、支え方がまだ前のままだからです。
だから走る量を増やす前に、支える形を整えます。
✔ 片脚で立ったとき、左右の骨盤の高さが保てているか
✔ 支えている側の膝が、内側に入っていないか
✔ お腹と背中で胴体が固まり、上半身が横に傾かないか
✔ 動き出す前に、片脚で静かに立っていられるか
EQスポーツでは、片脚で支える動きを、まず止まった状態で確かめてから走る動きにつなげます。子ども3人に指導者1人の超少人数制なので、崩れた瞬間にその場で声をかけられます。フォームは定期的に撮影し、一人ひとりに個別メニューを作って、次の回までの宿題もお渡ししています。屋内の施設なので、天候に左右されず同じ確認を続けられます。
速さは、脚を動かす回数ではなく、片脚で立てる体から積み上がります。
脚の回転を速くするのは、そのあとで間に合います。⚾️
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