【投げる腕ばかり見ている親御さんへ】
2026/09/01
【投げる腕ばかり見ている親御さんへ】
「コントロールが安定しない」
「体が早く開くと言われた」
そう言われると、つい投げる側の腕ばかり見てしまいます。
肘の高さ、手首の使い方、指のかかり。
本人も、どこを直せばいいのか分からないまま投げていることがあります。
でも、動きが変わるきっかけは、反対側の腕にあることが少なくありません。
投球は、片腕の作業ではありません。
下半身で地面を押して、体をひねり、戻す。
その回転に腕が運ばれていく動きです。
そして回転には、回す力と同じくらい「止める側」が要ります。
グラブをはめた腕は、一度前に出したあと、胸の前あたりに納まります。
この前の腕がピタッと止まった瞬間に、後ろにある投げる側が一気に振られていく。
ドアが勢いよく閉まるのは、蝶番が動かないからです。
止まる場所があるから、反対側が速く動けます。
投げる側だけを速く振ろうとしても、体は思うように加速してくれません。
前の腕が止まらずに流れてしまうと、体は先に正面を向いてしまいます。
すると残った腕だけで押し出す形になり、外から見たときに「肘が下がっている」ように映る。
腕の問題に見えて、きっかけは反対側にある。よくある形です。
小中学生のうちは、腕の力だけでもある程度は届いてしまいます。
だからグラブ側の仕事が抜けたままでも、しばらくは困りません。
困るのは、距離が伸びて、体が大きくなってからです。
逆に言えば、今なら動きの順番を入れ替えやすい時期でもあります。
✔ グラブ側の腕は飾りではなく、回転を止める役
✔ 前の腕が流れる → 体が早く正面を向く
✔ 納まる位置は胸の前。高すぎても低すぎても力が逃げる
✔ 腕の振りを直す前に、両腕それぞれの役割を見る
EQスポーツでは、定期的にフォームを撮影して、本人と一緒に画面を見ながら確認します。
自分の動きは、言葉で聞くより見たほうが早く伝わるからです。
子ども3人に対して指導者1人の超少人数制で、その子の身体に合わせた個別メニューを組みます。
屋内で18.44m、実際の距離で投げ込みながら確かめられます。
投げる腕は、反対の腕が止まってはじめて走ります。
次に見るのは、ボールを持っていないほうの手です⚾️
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