【肘が下がると言われた子の親御さんへ】
2026/08/26
【肘が下がると言われた子の親御さんへ】
「もっと肘を上げて」
そう言われて帰ってくる。
家で腕を高く上げる練習をしてみる。
それでも、次の練習でまた同じことを言われる。
見ている側も、何と声をかけたらいいのか分からなくなりますよね。
肘が上がらない理由は、たいてい腕にはありません。
ボールを持った腕を後ろに引く動き(テイクバック)は、肩だけでつくるものではないからです。
投げるとき、体は下から順番に動いています。
踏み出した足が、地面をとらえる。
その力で骨盤が回りはじめる。
少し遅れて、胸が開く。
胸が開いて、はじめて肩甲骨(背中にある、腕を支える土台の骨)が動ける場所ができる。
腕は、その上に乗っているだけです。
つまり腕は、自分の力で上がっているのではありません。
下から順番に動いた結果、上がる位置まで運ばれている。
ところが土台が動かないまま腕だけを上げようとすると、
子どもは肩と肘の力で無理やり持ち上げることになります。
形は窮屈になり、下半身でつくった力もボールまで届きません。
小中学生のうちは、体の中心よりも手先のほうが思いどおりに動きます。
だから「上げて」と言われると、いちばん動かしやすい腕から先に動いてしまう。
悪い癖ではなく、育っていく途中の自然な反応です。
本人は精一杯やっているのに、外からは「肘が下がっている」ようにしか見えない。
できていないのではなく、動く順番が入れ替わっているだけなんです。
だから見るべきは、腕の高さではなく、その手前です。
✔ 腕は「上げる」ものではなく「乗る」もの
✔ 先に動くのは足と骨盤、そのあとに胸
✔ 胸が開けば、肩甲骨と腕はついてくる
✔ 「肘を上げろ」より、胸を張れる足の踏み出し方から
EQスポーツでは、定期的にフォームを撮影して、体のどこから動きはじめているかを一緒に見ます。
指導は、子ども3人に対して指導者1人。
その子の体の使い方に合わせて、一人ひとりに個別のメニューをつくります。
18.44mで投げ込みができる高さ5mの屋内施設なので、整えた順番を、実際に投げながら確かめられます。
フォームは、形を直すものではなく、順番を整えるもの。
腕の高さは、あとからついてきます⚾️
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